【中学数学発展】空間図形の良難問とその解説 公立高校入試過去問より ~定期テストや高校入試に~
こんにちは!レオンです。
今回はこの問題を解いていこうと思います(*´ω`*)
今回は空間図形の問題です! 2019年の愛知県公立高校入試より。
一見簡単そうに見えますが、、、?
ヒント
・まずはどういう立体になるのか考えましょう。
・立体の高さを求めるために、先にADを求めましょう。
以下より答え・解説を始めますので、まだ解いている方はご注意下さい✨
答え
答えは、、、
18√7 / 7(7分の18ルート7)立方センチメートル
です!!
合っていましたでしょうか??
詳しい解説
以下より詳しい解説です。理解できているところについては説明がうざったいかもしれないので、ぜひ必要な所を見極めてお読みください。
① 図形の組み立て
まずは平面の状態から立体へ組み立てていきます。
そうすると、
こうなりますね。
この問題の肝でもありますが、BDは高さになっていないという事を忘れないでください。
今回は高さをIBと置いて考えていきます。
次に、IBを含めた立体を再び平面に戻していきます。
IBを求めることが出来れば体積も求めることができるので、これからIBを求めていきます。
② ADの長さ
いきなりIBを求めることは難しそうなので、まずはADを考えていきます。
問題文から分かっている基本的なことですが、BDとDCの長さもおさえておきます。
三角形ABCは正三角形なので、高さ(AH)の長さは簡単に出すことが出来ます。
DHも求めておきます。
DHとAHの二辺を使って、三平方の定理よりADの長さが求められますね!
ADは 2√7cmでした!
ADの長さが分かったことで、もうすぐBIの長さを求めていくことが出来ます。
③ DIの長さ
BIを求めるためにDIを先に考えていきます。
今回はDIを x と置いて、方程式を立てて考えていきます。
(3辺の長さが分かっている三角形の高さを求めるようなイメージです)
BIの二乗に対する2つの式を立てることが出来ました。
この2つの式をイコールで繋いで方程式を解くと、
DIの長さを求めることが出来ました!
いよいよ三平方の定理に当てはめてBIを求めていきます!
④ BIの長さへ
直角三角形BDIを見ると、既に二辺の長さが求められていますね。
なので、
三平方の定理より求められることが出来ました!
少々数字が複雑なので、計算ミスには気を付けて下さい。
⑤ 立体ABCDの体積へ
もうすでに、高さに当たるBIの長さが求められています。
体積を求めるためには、高さと底面積の2つが必要でしたね。
最後に、底面に当たる△DACの面積を求めていきます。
とうとう高さと底面積を求めることが出来ました。
あとは三角錐の体積の公式に当てはめて、
体積を求めることが出来ました!
BIを求めていくのが大変でした。
まとめ ~これだけは覚えて帰って~
今回は空間図形の問題を扱っていきました。
立体の体積を求めるためには高さと底面積が必要になると思います。
どこが高さになるのか、どこを高さにするのかを柔軟に考えましょう!
例えば、四面体だったら4通りの高さを求めることができると思います。
問題を解くためにはどこを高さにすればいいかを、ぜひ柔軟な視点で考えてみましょう!
ちょっと違った角度で見れば意外と簡単に問題が解けるかも、、?
今回の記事は以上です。
質問、欠陥、アドバイス、他の解法 などありましたらコメント下さい!
ありがとうございました!